生活情報専攻の在学生/卒業生の声

先輩たちの「今」を少しだけ、のぞいてみましょう。

在学生の声

おがわ さん(2年)

世界や地域とつながる学びが社会人基礎力を育んだ。

ジンタンに進学した理由

もともと高校時代から公務員志望で、社会で役立つスキルを身につけたいという思いがありました。特にパソコンスキルは必須だと考えており、実力の証として資格を取りたいと、生活情報専攻を選びました。 卒業と同時に「情報処理士」「ビジネス実務士」の資格取得が可能なところも就職に有利だと思いました。

1年次

MOS(Microsoft Office Specialist)のWordとPowerPoint、秘書検定3級を取得。パソコンスキルはもちろん、ビジネスに欠かせないコミュニケーションや実務に関する授業を通して、ビジネスの基礎を学びました。 後期に履修した「コミュニケーション演習Ⅰ」では、オレボステーションなどを経営する(株)大津屋の小川社長とのコラボレーションで福井県をPRするポスターを制作。街角でのアンケート調査やポスターのプレゼンテーションなど、 はじめての経験ばかりでしたが、グループで意見を導き出して作品にすることができました。

2年次

1年次に身につけた基礎的なビジネスの知識とスキルを活用して応用力を磨くのが、2年次の学びです。特に、「専門演習(ゼミ)」は、ビジネスソフトを使って学外の方に向けた資料をつくったり、電話やメールを通じて企業に支援や協力をお願いしたりする実践の場となりました。
実感したのは、社会では必ずしもマニュアル通りにいかないということ。その都度、臨機応変な対応を心がけて、自分の力にしていきました。

仁短だから学べたこと

福井発信のネパール復興支援

I年次にネパールの震災復興支援ボランティアに参加し、人生が変わるような刺激を受けたことから、2年次からは本格的に澤崎ゼミで支援活動を開始。マーケティングを学びながら、フェアトレード商品の販売を通じて被災者が働く工場を応援し、ビジネスと社会貢献の両立をめざしました。また、その学びを活かして福井県の「若手環境リーダー育成プログラム」に応募。プレゼンテーション審査を経て採択され、子どもたちに向けてワークショップを実施しました。福井というローカルな視点からグローバルに環境の大切さを訴える経験ができました。

ネパールでの子どもたちとの触れ合いは大切な思い出です。
ワークショップでは、福井の子どもたちに地球環境の大切さを身近なものとして感じてもらえるよう企画を練りました。

卒業後の進路

池田町役場への採用が決まり、公務員として働くことになりました。地域の方々のため、相手の立場で気持ちを汲み取りながら仕事をすることを大切にしたいです。 実は、そう思えるのは仁短で成長した証。パソコンボランティアサークルで目の不自由な方にコンピュータソフトの使い方を教えた際に、「やってあげる」のではなく、気持ちを尊重して支えることの大切さに気づくことができました。

ほりぐち さん(1年)

ビジネススキルを磨いて就職につなげたい。

進路に迷っていた高校時代、母から「就職率が高い仁短を検討してみたら」と勧められ、資格をたくさん取得して仕事につなげたいと思って入学しました。これまでに、MOS(Microsoft Office Specialist)のWord、Excel、Access、PowerPointと秘書検定2級に合格。日商簿記検定3級の対策講座を受講し、ITパスポート試験も控えています。パソコンやWebの知識・スキルが身につく手ごたえを感じながら実務能力を磨き、就職についても考え始めました。キャリア支援課からのアドバイスを参考に、公務員試験講座への参加を予定しています。

卒業生の声

くぼた さん(2017年卒業)
現在は高等学校に勤務

学生時代の経験が世界を広げ、公務員として働く志につながった。

事務職員として県立高校に配属され、授業料や就学支援金などの処理を主とする会計業務を担当しています。パソコンを使う仕事がほとんどなので、仁短で培った情報処理の知識とスキルがすぐに役立ちました。与えられた業務に留まらず、先生方が使いやすいように書式を見直すなど、他の方にとっても役立つ改善を心がけています。学生時代に経験したネパールに向けたボランティア活動などを通じて胸に抱いた「人のために働きたい」という志を、公務員としての見識を深める努力につなげていきたいと思います。

職場の方から一言

たかせ 様 事務長

女性活躍社会のリーダーをめざした活躍を期待。

入庁2年目ながら、くぼたさんは即戦力として活躍しています。保護者の方々や先生、学生への対応も丁寧で評判が良く、職場のムードメーカーのような存在です。新しい仕事や研修にも積極的に取り組む向学心があり、幅広い部署で経験を重ねることが求められる若手公務員としての資質を感じます。私の同期職員には女性管理職として働く仁短卒業生がおり、くぼたさんにも女性活躍社会を引っ張っていくリーダーとしての役割を期待しています。

いわなが さん(2017年卒業)
現在は銀行に勤務

学んだすべてが経験値となり、笑顔の接客に活きています。

生活情報専攻で学んだすべてとキャリア支援課のサポートが、福井銀行へ挑戦する勇気を支えてくれました。入行後、多くのお客さまと接する銀行業務で特に役立っているのは、秘書検定を通して身につけたビジネスマナ一です。また、ゼミ活動で企業の方々と直接やりとりを交わしたことも経験値として、笑顔で接客することに活かしています。まだ業務を一通り経験しながら仕事を覚えている段階ですが、知識と実力に裏づけられた接客ができるように、銀行員として必要な学びと向き合っています

職場の方から一言

たけうち 様 支店長代理

今後の成長を確信できる期待の人材。

預金後方担当のいわながさんが少し混み合ってきた窓口へ応援に出て、お客さま一人ひとりに合わせて見繕ったパンフレットを手にお声がけをしていた様子が、とても印象に残っています。入行2年目ではなかなかできない仕事ぶりだと感心しました。大卒の年上の新入行員たちの世話係リーダーとしての活躍もすばらしく、周囲にとても良い影轡を与えています。すべての仕事に女性らしい気配りと笑顔を忘れないいわながさんなら、立派な銀行員に成長してくれると確信しています。

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