育成する人物像
「子どもの成長を見守る」だけでなく、
「成長するきっかけを生み出せる」保育者。
きっかけを生み出す力の身につけ方
1.実習と授業科目のつながりを大切にしたサイクル
学んだ内容をもとに実習に取り組み、実習で気づいた課題は各授業で解決策を学び、次の実習に役立てます。
2.「子どもと触れ合える環境」と「豊富な実習」
仁短では、キャンパス内にある附属幼稚園や、近隣の仁愛保育園と連携して教育活動を行っています。普段の授業の中で、附属幼稚園や仁愛保育園の園児たちの前で劇や演奏を披露するなど、実際に子どもたちとかかわりながら学びを深めています。また、2年間で10週間以上の実習を幼稚園や保育所などで行います。初めての実習は附属幼稚園で行うので、安心して実習をスタートすることができます。
3.保育現場が抱えるタイムリーな課題について学ぶ
保育の現場とつながりの深い教員が多いため、保育現場が抱えるタイムリーな課題について学べます。
4.発達支援など成長過程について学ぶ
その分野のプロフェッショナルである教員から的確な指導が受けられます。発達障害の知識は保育の現場においてとても大切です。
5.プラスαの資格を取得
「保育士」と「幼稚園教諭二種」に加え、「認定絵本士」などの資格を取得し、保育現場で活かせる"強み"を持った保育者をめざします。
学内外でのさまざまな取り組み
実践力を育む学び
保育現場に必要な知識と技能を身につける
子どもの育ち、保育者の役割・仕事、保育の内容・方法など、2年間を通して、保育者にとって必要なことを学びます。仁愛女子短期大学には、保育の現場とつながりの深い教員が多く、保育現場が抱えるタイムリーな課題に対応するための知識と技能を身につけることができます。
1年次前期
保育の基本を学ぶ科目で基礎的な知識や技能を獲得した後、『附属幼稚園実習』へ。
9月教育実習(附属幼稚園)
仁愛女子短期大学附属幼稚園で1週間の実習を行います。
1年次後期
附属幼稚園実習で得た課題を踏まえつつ、保育についてより深く学びます。
2月保育実習(保育所)
自分の希望する保育所で80時間実習します。
3月施設実習事前学習
知的障害者施設を見学します。
2年次前期
専門性の高い科目を学び、幼稚園、各種施設、保育所での実習に臨みます。
6月教育実習(幼稚園)
自分の希望する幼稚園で3週間実習します。
8月保育実習(施設)
児童養護施設、乳児院、知的障害児・者施設で80時間実習します。
9月保育実習(保育所・施設)
保育所または施設で80時間実習します。
2年次後期
全ての実習を終え、保育者としての課題を明確にし、自らの課題に応じた科目を選択して学びます。
2月保育研究合同発表会
福井市の保育園・こども園の研究発表会と合同で、ゼミで取り組んできた研究や活動について発表します。仁愛女子短期大学を会場として開催されます。
保育現場で活躍する卒業生とのつながり
福井で働く保育者の約60%が仁短卒
50年以上にわたり地元に根ざした教育を展開しており、県内の保育者の多くが本学の卒業生です。また、文部科学省の「2018年度私立大学研究ブランディング事業」に短期大学で唯一採択された「保育者育成のためのキャリア・ルーブリックの開発~シームレスな高校・短大・保育現場の繋がりを目指して~」の研究を通して、高校・短大(養成校)・保育現場が三者間で連携・協働してシームレスな保育者育成環境の構築を推進していきます。
保育総合ゼミナール
個々の力を伸ばす「少人数教育=ゼミ」
2年次から始まる保育総合ゼミナールは、さまざまな専門分野を持つ教員によるゼミ形式の学習です。各教員の専門分野の中から、自らの興味・関心に応じて学びを深め、保育者としての能力を高めます。その研究の成果は年度末に行われる「保育研究合同発表会」にて学内外に向けて発表します。
日頃の学びを地域に還元
「じんあいこどものくに」
保育現場で活躍するための実践力を磨くため、毎年大学祭では地域の子どもたちを対象に「じんあいこどものくに」を開催しています。「じんあいこどものくに」では、各クラスで子どもたちに喜んでもらえるような劇やゲームを企画して実施しています。実際に子どもたちと触れ合いながら、日頃学んでいることを地域に向けて披露しています。