クローゼットをファストファッションで埋め尽くし、
服を「消耗品」として扱ってきたアコちゃん。
着せ替えていたはずの服に、着せ替えられていたことに気づきました。
常に流行に振り回されてきた消費者側のアコちゃんが、
生産者と消費者の両方に立って、
今ある服、これから着る服の価値を探ってゆきます。
《もっと、mot》
私が制作した服で1ヶ月間生活した様子
《きせかえkoko》
制作プロセス
本研究では様々な活動を行なった。私が制作した服のみで生活し、服に対する愛着が湧くのかを探る活動。研究活動を通して出たハギレや糸くずなどのゴミにも見えるものを素材として扱い、キャラクターの服に見立てた作品《きせかえkoko》の制作。このような活動から、時間と共に寄り添う服が必要だと考えた。そこで、すでに少しだけ時間を共にした消耗品の服に手を加え、長く寄り添える服《もっと、mot》を制作した。今持っている服には手を加え、購入する服は長く寄り添いたいものを選んでゆきたい。