2021年、新しい社会に対応した新しい学びが始まります。

生活科学学科

生活情報デザイン専攻

  • 情報マネジメントコース
  • 情報デザインコース

情報社会の発展によって人の生き方、働き方はかつてないほど多様化し、
その流れは今後ますます加速する勢いを見せています。
生活情報デザイン専攻は、そんなこれからの社会に対応するために生まれました。
いつの時代も必要とされる力と、
時代の変化に柔軟に対応するための力を身につけて
さまざまな可能性の中から自分の道を見つけ、
確かな一歩を踏み出しましょう。

※設置届出中、2021年4月開設予定。内容は予定であり変更となる場合があります。

育成する人物像

ジェネリックスキルを身につけ、
企業や地域の課題解決に
貢献する力を持った女性。

※どんな職業でも活用できる力

生活情報デザイン専攻

自分の方向性を定めて学びを深める

2つのコース

1年次前期での基本的な学びをもとに
後期からより専門的な領域を学ぶため、
いずれかのコースを選択。

情報マネジメントコース

主に「情報技術」「マネジメント技法」科目を中心に履修し、情報活用能力やビジネススキルを高め、事務職を中心に銀行をはじめとした金融関係や公務員など幅広い分野への就職をめざします。

情報デザインコース

主に「デザイン表現」科目を中心に履修し、相手に情報を伝えるための視覚的な表現方法や考え方を身につけ、デザイナーや営業・販売、企画などクリエイティブな分野への就職をめざします。

主な科目と身につく力

情報技術科目

情報活用の方法を学ぶとともに、コンピュータ・デジタル機器・インターネットをビジネスツールとして役立てるひとつ上の技能と専門知識や論理的な考え方を身につけます。

マネジメント技法科目

ビジネスやコミュニケーションに関する知識や技能を学び、実社会で仕事をしていくための実務能力や他者を理解し相手に情報を伝える方法を身につけます。

デザイン表現科目

デザインを基礎から学び、グラフィックデザインを中心に、情報を視覚的にわかりやすく表現する能力を身につけます。インテリアやファッション、プロダクトについても学びます。

総合科目

情報技術、マネジメント技法、デザイン表現の3分野の学びを統合し、問題を解決する能力を高めます。また、自らのキャリアを設計し実現する方法についても学びます。

取得可能な免許・資格

卒業時に取得できる資格

  • 情報処理士
  • ビジネス実務士

取得を支援する資格要試験授業の内容が対応

在学中もしくは卒業後、試験に合格することで取得できます。

  • Microsoft Office Specialist
  • 日商簿記検定
  • TOEIC
  • 実用英語技能検定(英検)
  • 秘書検定
  • 日商PC検定(文書作成)
  • 色彩検定
  • インテリアコーディネーター
  • 医療事務
  • 販売士
  • ITパスポート
  • Microsoft Office Specialist
  • 日商簿記検定
  • TOEIC
  • 実用英語技能検定(英検)
  • 秘書検定
  • 日商PC検定(文書作成)
  • 色彩検定
  • インテリアコーディネーター
  • 医療事務
  • 販売士
  • ITパスポート

主な就職先

活躍の場は多岐に渡ります。

  • 公務員・企業の事務や企画部門
  • 銀行・保険・証券
  • 情報・通信
  • 流通・販売・サービス
  • 医療・福祉
  • 各専門分野のデザイナー(デザイン事務所・印刷会社など)
  • 住宅会社などのインテリアコーディネーターや営業・販売
  • ホテル、観光、ブライダルのサービス
  • 商品企画・販促・イベント など

身につく力・学び方

創造社会=Society 5.0の時代に
求められる課題解決力、
価値創造力を持った人材の
育成をめざします。

卒業時に身につけている力

現代社会で活躍する
基盤となる力

知る やってみる わかる

3分野の学びを活かして課題に取り組む

気づいたことをさらに学ぶ

これからの社会で
課題解決・価値創造をする力

できる している

自ら行動する力
=主体性
さまざまな相手や価値観を理解する力
=多様性
チームで取り組む力
=協働性
学習のステップ

学び、試し、理解する

さまざまな場面で実践し自分のものにする

学習のステップ

学び、試し、理解する

さまざまな場面で実践し自分のものにする

学習の基本は「経験学習サイクル」

1
経験…「やってみよう!」

大学での学修やサークル活動、ボランティアなど
いろいろなことを経験してみる

学びの例

授業で、不要になったものをデザインし直すことで新しい価値を生み出すという「アップサイクル」について学ぶ。

4
チャレンジ…「試してみよう!」

マイセオリーを実際に試してみる

学びの例

自分で制作した10着の服のみを着て、1ヶ月間生活した。その結果は卒業研究として発表し、ファッションを消費することへの問題を提起した。

2
振り返り…「どうだった?」

その経験から何がわかるのかを考えてみる

学びの例

自分のクローゼットを見返すと、ファストファッションの服であふれており、流行に流されて服を「消耗品」として扱い、愛着を持って扱っていなかったことに気づく。

3
マイセオリー…「次はこうしよう!」

今後、他の場面でも応用できるようにマイセオリー(仮説や教訓)をつくってみる

学びの例

どんな服なら愛着を持って長く着続けられるかを考え、今は着ていない服を自分好みにリメイクすれば新しい価値が生まれ、消耗品としてではなく長く使える。

学習の基本は「経験学習サイクル」

1
経験…「やってみよう!」

大学での学修やサークル活動、ボランティアなど
いろいろなことを経験してみる

学びの例

授業で、不要になったものをデザインし直すことで新しい価値を生み出すという「アップサイクル」について学ぶ。

2
振り返り…「どうだった?」

その経験から何がわかるのかを考えてみる

学びの例

自分のクローゼットを見返すと、ファストファッションの服であふれており、流行に流されて服を「消耗品」として扱い、愛着を持って扱っていなかったことに気づく。

3
マイセオリー…「次はこうしよう!」

今後、他の場面でも応用できるようにマイセオリー(仮説や教訓)をつくってみる

学びの例

どんな服なら愛着を持って長く着続けられるかを考え、今は着ていない服を自分好みにリメイクすれば新しい価値が生まれ、消耗品としてではなく長く使える。

4
チャレンジ…「試してみよう!」

マイセオリーを実際に試してみる

学びの例

自分で制作した10着の服のみを着て、1ヶ月間生活した。その結果は卒業研究として発表し、ファッションを消費することへの問題を提起した。

将来の進路

生活情報デザイン専攻での学びは、
想像以上に多種多様な仕事につながっています。
さらに、今はまだ存在していない
職業など自分次第で可能性は
無限に広がります。

問題を論理的に考え(プログラミング的思考)、
相手のことを考えて(デザイン思考)、
新しい価値を創造する(アート思考)力は、
どのような仕事でも役立ちます。
パソコンの利用技術や、ビジネスの実務能力とコミュニケーション力は、事務の仕事につながります。
デザイン表現力を活かしてデザイン関係の専門職として活躍します。
就職後に働きながら資
格を取得することが必要になる仕事もあります。そんなとき、仁短での資格取得に向けた学習の経験が役に立ちます。

新しい社会で活躍するための
大きな幹を育てる

生活情報デザイン専攻では、人間力を高め、企業や地域で活躍するための実務能力を身につけるための科目を設けています。これらの科目で経験学習サイクルを回すことで、将来にわたって活躍し続けるための基盤をつくります。

総合科目

学びを統合し、実践=経験することでジェネリックスキルを身につけます。

情報技術科目 | マネジメント技法科目 | デザイン表現科目

Society 5.0社会で求められる力を身につけます。

学科共通科目

「衣」「食」「住」「情報」「人間関係」など生活全般について専門的に学びます。

教養科目

豊かな生活を送るために役立つ教養を身につけます。

新しい社会で活躍するための
大きな幹を育てる

生活情報デザイン専攻では、人間力を高め、企業や地域で活躍するための実務能力を身につけるための科目を設けています。これらの科目で経験学習サイクルを回すことで、将来にわたって活躍し続けるための基盤をつくります。

生活情報デザイン専攻での学びの
イメージは「成長する木」。
教養・専門科目によって成長の
基礎となる強い幹を育て、
総合科目によってさまざまな可能性に
枝を伸ばし、将来の実り(就職)へと導きます。

職業紹介

総合職

企業運営の軸となる業務を担当するため、さまざまな部署で経験を積みキャリアアップします。現在は総合職の地域限定採用など、女性が働きやすい人事制度を取り入れる企業も増えています。

公務員・企業事務

官公庁や団体、企業などで事務処理全般に携わる仕事です。具体的には電話・メール・来客応対、書類作成、ファイリング・データ集計など。配属部署や企業によって仕事内容に幅があります。

金融サービス業務

銀行の窓口業務や融資、証券会社を通じた株式などの取引や保険など、金融関係のサービスを行います。生活情報デザイン専攻で身につけるビジネス実務の知識やスキルが、金融業界でも役立ちます。

旅行業務

海外・国内の企画旅行、手配旅行などを行う仕事です。交通、宿泊機関などの斡旋やツアーの企画・販売を行う旅行代理店、ツアーコンダクターとして幅広く活躍。パンフレットなどの制作に携わることもあります。

医療事務

診察券・保険証の受け渡しや会計などの受付窓口業務、カルテ管理、医師や看護師の補助、保険組合への医療費請求などを行います。事務処理能力だけでなく、病院の顔として手際の良い対応力が求められます。

販売業務

取り扱う商品の販売やサービスの提供を行います。店舗での接客では、お客さまの好みや希望を引き出し提案するコミュニケーション能力が重要です。

ホテル業務

フロントや客室係などのサービス業務、また宿泊プランなどの提案も行います。「日本の文化」の授業では伝統的な精神・礼節などを学び、ホテルスタッフとしての身だしなみや言葉遣いに活かすことができます。

パソコンインストラクター

PCの基本的な使い方から、ネットワーク、プログラムなどの専門知識まで、ITに関する幅広い内容を人に教える職業です。PCのスキルと同時に、コミュニケーション能力が重視される職業です。

企画営業

集客・販促活動のための広告の方向性を決めていきます。企画力だけでなく外部の制作会社とのやりとりも多いのでスムーズに進行させる段取り力が求められます。

グラフィックデザイナー

パンフレット、チラシ、商品パッケージやWebの企画・制作を行います。コンピュータとグラフィック系のアプリケーションソフトを操作できるスキルが必要不可欠です。

DTPオペレーター

印刷会社やデザイン事務所などさまざまな現場で、デザイナーの指示をもとにレイアウトを行います。DTPソフトのスキルや印刷物、Webサイトについての基礎的な知識が求められます。

ファッションアドバイザー

ファッション専門店などで服飾用雑貨を販売する仕事です。商品を効果的にディスプレイしたり、お客さまに合った商品の提案やコーディネートのアドバイスなども行います。

インテリアコーディネーター

住宅やインテリアに関する専門的な知識を駆使し、家具や照明をはじめ室内全体のインテリアをコーディネートします。インテリアに関する知識はもちろん、相手のニーズを的確に把握する能力も必要です。

編集・ライター

広告代理店や制作会社などで、雑誌などの紙媒体やWebサイトのコンテンツを制作します。企画を立案し、取材、原稿の執筆、編集などを行うため、発想力や表現力の他、スケジュールを管理する事務能力も求められます。

Webデザイナー

顧客に応じてWebサイトの制作や内容の更新を行います。生活情報デザイン専攻で学ぶWebサイト制作に必要な知識や、デザイン能力が役に立ちます。

授業科目紹介

カリキュラム

PDFはこちら

国際理解(台湾ビジネス研修)

海外にて、現地(台湾)の文化や歴史、経済などを学び、企業と協働で課題解決に向けた調査活動(PBL)を行います。海外の企業で改善提案などのプレゼンテーションまでを行います。

生活科学論

「衣」「食」「住」「情報」に関するテーマのシナリオを読んだ後、チームの興味関心に基づいて課題を設定し、調査、プレゼン、レポート作成を行います。

データサイエンス演習

テキストマイニング(※)を行うことで、社会で生成されるデータ(例えば、Twitterのツイート)から注目されていることや繋がりを見つけます。
※文章中にある単語や文節の出現傾向、時系列などを解析して有用な情報を取り出すテキスト分析の方法。

プログラミングⅠ

ブロックを組み合わせたプログラミングを用いて、プログラムをつくりながら論理性を学びます。プログラミング的思考だけでなく、デザイン思考も活用します。

ビジネス実務総論・演習

総論で仕事の基本からビジネス必須の法律知識まで学んだ後、自分の進路に合わせて選択できる演習があります。(Ⅰは実際に地域企業の課題に取り組むマーケティング、Ⅱは流通・小売業界必須の販売士資格対策、Ⅲは医療事務)

秘書概論

言葉遣い、ビジネスマナー、会社組織のしくみなど、社会人として身につけるべき知識と技能を学びます。

グラフィックデザインⅠ・Ⅱ・Ⅲ

Macを活用して、キャラクターやロゴマークなど、実際に社会で活用されることを想定した課題を基礎から応用まで取り組みます。

キャリアプランニング

マインドフルネス(※)などの手法を用いて、自分の将来やこれからの行動プランについて考えます。
※ 自分の「今」に対して意識を向ける心のあり方。

情報デザイン総論

デザイン思考の心構えやプロセスを学ぶことで、身の回りの課題を解決します。特に、チームでの対話を通して、課題の本質を探る方法(問題の再定義)を学びます。

学内外でのさまざまな取り組み

能力の確実な証明

資格取得の推奨

学びの根拠として資格取得を推奨しています。指定科目の修得で卒業と同時に取得できる「情報処理士」や「ビジネス実務士」の他、MOS(※)などのパソコン関係や医療事務、販売士、秘書などの検定試験に対応した授業や専門の講座を開講して取得をサポート。就職活動が始まるまでに多くの資格を取得できるようにサポートしています。
※Microsoft Office Specialist

対策講座や個別支援など万全のサポート体制

公務員対策が充実

公務員試験やSPI試験に対応する授業「社会人基礎演習Ⅲ」を1年次の前期に開講しています。この他、「公務員対策講座」や「公務員模擬試験」、教員やキャリア支援課による個別支援など、合格に向けてのサポートが充実しています。

ICTを活用

スマホ・タブレットなどを活用した
最先端の学び

仕事で必須となるパソコンに加えて、日常生活で重要な役割を果たすようになってきたスマホやタブレットなどもICT機器として積極的に授業内で活用していきます。学生は自分のスマホやタブレットを使って、学内でインターネット検索やeラーニング(授業の予定の確認やテストの実施、課題の提出など)が利用でき、授業内でもアンケート調査や写真の活用など、スマホとパソコンを連動させた最先端の学びを展開しています。

現代社会で必要とされる力をつける

デザイン表現力を身につける学び

ICTの進化に伴い、誰もが情報発信をできる現代だからこそ、相手に効果的に伝わる表現力が求められます。生活情報デザイン専攻ではデザインの基礎から学ぶ授業『デザイン表現入門』をはじめ、デザイン表現力を高める授業を用意。特に情報デザインコースではビジュアルコミュニケーションデザインに力を入れており、『グラフィックデザインⅠ・Ⅱ・Ⅲ』では基礎から応用までを学び、『広告コミュニケーションデザイン』では実際の仕事で活かせるアートディレクションを身につけます。

福井の地場産業を知る

人が生み出す「ものづくり」を学ぶ

眼鏡や繊維など福井が誇る地場産業や、漆器や和紙などの伝統工芸を通して「ものづくり」を学びます。ファッションやインテリアにおける布のデザインを学ぶ『テキスタイルデザイン』やガラス細工のトンボ玉を制作する『クラフトデザイン』といったものづくりを学ぶ授業があります。『企業研究Ⅱ』や『インターンシップ』の授業では眼鏡会社など福井で活動している企業と連携して、実際の仕事を体験します。これらの学びは、地場産業への就職にもつながります。

地域・企業からの依頼に応える“仕事”を体験

デザイン表現力で
実際の課題を解決する

地域の自治体や団体・民間企業から、専門性を活かした多種多様な依頼があります。授業課題として検討・制作したり、有志のプロジェクトチームで取り組んだりすることで、地元のまちづくりや活性化、新しいデザインの発信などさまざまな地域社会への貢献に結びつけています。

卒業生VOICE

学びの中で自分の進むべき道を見つけ、
活躍する卒業生たち。

DTPオペレーター

2017年卒業|株式会社エクシート メディアコンテンツ部 勤務

作品が人の目に触れる喜びを実感しながら
より良い誌面づくりに奮闘する日々。

入社後はまず、名刺のデザインや製版を担当して、仁短で身につけたAdobe Illustratorの扱い方などの基礎的な技術をベースに仕事を覚えました。その後、タウン誌『福楽』のDTP(※)業務に携わり、制作にかかわった冊子が書店に並んで人の目に触れるということが大きなやりがいとなりました。より良い誌面をつくるためには、ターゲット層のニーズをきちんと汲み取り、レイアウトに反映することが大切。仁短で幅広い分野のデザインを学べたことや、地域企業とのものづくりプロジェクトで培った経験が活きていると実感しています。
※パソコンを用いて印刷物用のデータを作成する作業。

自動車共済審査員

2018年卒業|全国共済農業協同組合連合会 福井県本部(JA共済連 福井) 勤務

誠意ある対応が求められる仕事に、
仁短での学びが活きています。

自動車損害調査部の自動車共済審査員として、事故に遭われた契約者さまや被害者さま、修理工場など、さまざまな方とお話をして示談成立に至るまでを担当しています。入社後、業務に慣れないうちに審査員資格試験に挑んだ際には、仁短在学中に英検2級やMOS(※)など幅広い資格に挑戦した際に身につけた、毎日コツコツと続ける勉強法が役立ちました。2年目に入ってからは少しずつ事案を任せていただいており、成長を実感。秘書検定2級の取得を通じて学んだ電話応対やマナーをベースに、日々誠意ある対応を心がけています。
※Microsoft Office Specialist

旅館フロント

2018年卒業|伝統旅館のぬくもり 灰屋 勤務

地元福井の魅力を伝えたいから、
おもてなしの心をSNSで発信。

仁短在学中から、ふくい学生祭などのイベントに個人で参加するなど、地元を盛り上げる活動に興味がありました。旅館業の世界へ入ったのはビジュアルコミュニケーションデザインを通じて地域に貢献することを学んだ影響が大きいと思います。現在は、フロント業務を中心に、お部屋の準備など、さまざまな部署の仕事を覚えている段階。InstagramなどSNSで当旅館とあわら温泉をPRする仕事も任されており、写真を加工するPhotoshopの技術を活かしています。福井をPRしながら、心のこもった真のおもてなしをめざします。

ウエディングプランナー

2017年卒業|株式会社エスクリマネジメントパートナーズ 勤務

立ち居振る舞いやパソコン操作など、
自然にできる一つひとつが学びの力。

ウエディングプランナーは、お客さまと打ち合わせを重ねて結婚式のプランを考え、挙式に必要な手配を担当する仕事です。思いをカタチにする提案力や、気持ちに寄り添うコミュニケーション力が欠かせません。仁短在学中はビジネスマナーの授業が苦手でしたが、お客さまと接する際の敬語の使い方や立ち居振る舞いのベースを築くことができました。催事のお知らせなどの資料作成を任されることが多いのも、仁短でパソコン操作全般を学んだおかげです。忙しい仕事ですが、笑顔を忘れずに、幸せな一日のお手伝いをしていきたいと思います。

どうして生活情報デザイン専攻に
なったのですか?
インターネットをはじめとする情報通信技術の進歩により、多くの情報が溢れる現代社会には、必要な情報を取捨選択し、適切な形に加工して発信していく能力が求められます。最近は、個人がSNSなどで簡単に情報発信することができて、影響力のある個人(インフルエンサー)の発信する情報が多くの人に影響を与えビジネスにつながることも珍しくありません。生活情報デザイン専攻では、これまでの生活情報専攻と生活デザイン専攻の学びを融合することで、これからの時代に対応する能力を身につけるための教育を行います。
将来の目標が
はっきりしていないのですが、
入学できますか?
本専攻では、1年次の前期から自分の将来について考える授業「キャリアプランニング」を開講しています。また、卒業後の進路を知る機会として地元の企業とコラボレーションした授業「企業研究Ⅰ・Ⅱ」や「インターンシップ」があります。自分の目標を見つけ、将来どんな職業でも役に立つ力「ジェネリックスキル」を身につけることができるのがこの専攻の魅力です。
生活情報デザイン専攻に
向いている人はどんな人ですか?
生活情報デザイン専攻の学びのフィールドは広いので、さまざまなことに関心を持っている人にフィットする専攻です。どんな人でも学ぶことができる専攻です。また、まだ将来やりたいことが明確ではない人や、このまま社会に出るのが不安という人にもおすすめです。
パソコンが苦手ですが
大丈夫ですか?
ワープロ、表計算などのビジネスソフトの利用技術を基礎から学ぶことができるので、これまでパソコンが苦手だった方も、授業の中で技術が修得できるようなカリキュラムになっています。学習成果として、多くの学生がマイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)の資格を取得しています。
デザインに関心があるのですが
学べますか?
生活情報デザイン専攻では、デザインの基礎から応用までしっかりと学べるカリキュラムを用意しています。特にグラフィックデザインには力を入れており、「広告コミュニケーションデザイン」の授業は社会で活かせる実践的な内容になっています。デザインの経験がない人も安心して学べるように「デザイン表現入門」や、「色彩学」、「デッサン」などのデザイン表現をするための基盤となる知識・技能を身につける授業もあります。 そのほか、「インテリアデザイン」や「テキスタイルデザイン」、「クラフトデザイン」など、さまざまなデザインを学ぶことで表現力の幅を広げることができます。
情報マネジメントコースと
情報デザインコースの
どちらのコースを
選択すればいいのか迷っています。
1年次の前期は全員が生活情報デザイン専攻の基礎となる科目を学び、1年次後期から「情報マネジメントコース」または「情報デザインコース」に分かれます。1年次前期の学びから、自分の適性や興味関心、将来の進路を把握したうえでコース選択をすることができます。
入学前にやっておいたほうが
いいことはありますか?
本専攻の学び方の特徴として「経験学習」があり、積極的にチャレンジすることを大切にしています。失敗を恐れずに、高校での諸活動に積極的に取り組むことをおすすめします。そして、やりっぱなしにせずに、振り返り、記録するようにしましょう。
どのような資格が取れますか?
「情報処理士」と「ビジネス実務士」は必要な単位を修得することで卒業と同時に取得できます。そのほか、パソコンの利用技術に関する資格やビジネスで活かせる資格など、授業の内容が資格試験に対応しているものもあります。
■「ビジネス実務演習Ⅱ」→販売士
■「秘書概論」→秘書検定
■「ビジネス実務演習Ⅲ」→医療事務
■「色彩学」→色彩検定 など
  • ■「ビジネス実務演習Ⅱ」→販売士
  • ■「秘書概論」→秘書検定
  • ■「ビジネス実務演習Ⅲ」→医療事務
  • ■「色彩学」→色彩検定 など
福井県外でも学ぶ機会は
ありますか?
教養科目の授業「国際理解」では、台湾にてビジネス研修を行います。海外での研修は見分を広げる絶好の機会です。教員が引率するので安心して学ぶことができます。ゼミ活動の中で東京に行って福井の企業を調査するなど、県外でも活動をしている学生もいます。
卒業研究について
教えてください。
ICTやビジネス、デザインに関することなど、生活情報デザイン専攻で学んだことに関することをテーマに個人やグループで1年間の研究を行います。さまざまな専門分野をもった生活情報デザイン専攻の先生が、学生の研究を支援・指導しています。
生活情報デザイン専攻で学ぶと、
どんな進路につながりますか?
生活情報デザイン専攻の卒業後の進路は多岐にわたります。事務や営業、販売、サービス業といった人と関わる仕事や、グラフィックデザイナーやプログラマーなどの専門職などがあげられます。Society 5.0の社会では、決められた仕事だけをこなしていくような仕事は無くなっていき、創造的な仕事が増えていくと言われています。本専攻で身につける「プログラミング的思考」「デザイン思考」「アート思考」という考え方は、創造的な仕事をするうえでの強力な武器となります。